iPhoneやiPadが世に出てきて様々なアプリケーションやサービスがでてきました.単体で動作するアプリケーションも爆発的に増加し、クラウド環境を利用したハイブリッドアプリも企業を先頭に向上しています.私も現在配信されているアプリやソリューションを見ながらiPadやiPhone、Android端末がどのように使われて行くかを考えてみました.

iPhoneだと


○設置型端末(例えばPC)などのコントローラ
WiFi通信が可能なので限られたエリアでのサービスに接続することができます.ネットワークに接続された端末であれば、操作が可能なので家のどこにいてもエアコンや照明、TV、オーディオ機器などの遠隔操作ができます.端末の対応次第で様々な統合コントローラに成り得るのです.また、自宅だけでなく外出先でもオフィス機器の操作や電子広告の情報取得、操作など公共の場でも活かせることでしょう.現在の操作対象はPCが主ですが今後は家電や公共端末も操作できるようになると思います.

○周辺情報に合わせたサービス提供
iPhoneはもちろん携帯電話なので、持ち運びができて周辺が移行するのでユーザの現在位置に合わせた周辺情報を提供することができます.これは既にあるサービスですが、移動軌跡やサービス利用履歴などからよりパーソナライズされたサービスが増えてくることでしょう.

○既存メディアの移行
有名な放送局がPodcastなど新しいメディアとして創出するのではなく、既存のTVやラジオ電波と同じ内容をそのままライブストリーミングに変更した形です.これにより、チューナが無い端末でも視聴が可能になります.現在、TOKYO-FMが試験的に専用iPhoneアプリを配布しています.TVやラジオの電波は届かない場所もあり、拡張するにはコストや電波法など色々問題があることでしょう.しかし、WiFiのアクセスポイントの増設は容易で安価です.著作権侵害などの問題も考えられますが、興味のある分野になりそうです.

iPadだと

○どんな時に使う?どんな人が使う?
PCより簡単な操作感でこれまで「インターネットで調べ物」をしなかった人たちがウェブサービスの窓口として普及して行くのではないでしょうか.また、iPhoneより大型でありながらPCよりスタイリッシュであることから、長距離移動中や外出先での休憩中に情報を閲覧することに使われると思います.コンテンツ作成はPCで.閲覧や修正などはiPadで.という形が多くなると思います.

○教材の電子化が進む?
元々iPadは電子ブックとして発表されています.大画面となったため文字が読みやすくなり、教科書として使えることも可能になったはずです.実際にiPod Touchが授業の教材として導入された実例もあります.動画や音声などのメディアも教材として使われてきている近年、それが生徒にとっていつでも見やすい環境で視聴できるようになりました.電子黒板などの導入も進んでいるのでiPadとの連携サービスで教員と生徒との情報のやりとりがやりやすくなったのではないでしょうか.また、iPadは設置型ではないため工事なども必要なくなり導入も容易になるはずです.

○入力は音声と手書き?
あまり情報端末に触れていない人や高齢者はキーボード入力が不便と感じる事が多いでしょう.日々進化している音声入力が表舞台にでる日がすぐそこまで近づいてきたわけです.また、手書き入力もよりユニバーサルなので増えてくると思います.日本語では使われる文字が多いから大変ですね.

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