少し前に,話題になった100ドルPCことOLPC XO. OLPCとは,もともと世界の子供達にPCを与え,革命的な教育をしようという壮大なプロジェクトで100ドルコストのラップトップを研究、開発を行なう非営利団体です.One Laptop Per Childの頭文字をとってOLPCですね.今回,開発中であるXO-2.0はiPhoneのようにキーボードをなくし,タッチパネルによって入力を行なうそうです.しかも,ディスプレイはダブルのタッチディスプレイを搭載予定.消費電力は現行モデルで2~4Wであるが,新モデルの目標数値は1Wにするそうだ.コストも100ドルから75ドルを目標にしているそうです.100ドルでさえ,べらぼうな低価格なのに75ドルは驚きです.提供は2010になるそうですが,残念な事に一般リリースは今回も無いようです.現行モデルの期間限定で一般リリースがあったそうですが,2.0もありませんかね.
一般的な意見から,キーボードのディスプレイ化はキーボードを叩いたときの感触が伝わらないので,普及しないんじゃないかということが多いんですけど,個人的にはとてもスマートにソフトウェアを扱えますし,ソフトウェアに最適なUIを配置できる事が大きなメリットじゃないかと思うので,感触云々は「慣れ」で何とかなるんじゃないですかね.問題点は確かに感触から伝わらなければ,どこを押しているかわかりづらいところですかね.iPod touchのUIは画面が小さいので,押されたキーボードを大きく表示する事によってユーザの目に入るようになってますが,デュアルタッチディスプレイにすると,ディスプレイが大きくなり,確認が難しくなりますね.ただ,使った訳ではないので,押した感覚の認識っているものなのかっていう疑問があります.確かにホームポジションを知るには必要ですが,うーん.どうなんでしょうね.こればかりは使ってみないとわからないでしょう.UIなんてそんなもんです.使ってみないとわからないんですよ.
登録:
コメントの投稿 (Atom)